もう一度逢いたい　富士の湖の奇跡

歴史があるイベントが、途絶えてしまうのか

その期間は３５年を超える　場所は富士五湖の一つ西湖

静かで神秘的で、そして今の時期は紅葉が本当に素晴らしい場所だった

そんななかを走る公道での自転車レース・・・人気は高く、参加者は抽選で

選ばれたもののみ今でいえば東京マラソンのような人気の時代もあった

さらには、富士山の世界遺産登録を受け、そのプレミアム度は増し

イベントは更に発展する・・・はずだったのだが、どうしてこんなことに・・・ 

昨年時点では、１年間は休止

今年からは無期限の中止になってしまった

 

イベントを畳む理由はいくらでも見つけることは出来る

そもそも公道でのレース行為の危険

人が集まる故に、周辺の自然破壊

当日だけではない開催付近での、交通マナーの問題

ネガティブにいえば、やらないほうがいい

それがスポーツイベントの客観視したものかもしれない

 

それでもなんとしてでもやりたい、続けたいという強い意思により、

３５年以上も続いていたものが、２年途絶えてしまったわけだから

「いままでどおり」でも開催することは、かなりの困難になってしまった

 

ところで西湖といえば、震災直前の2010年の年末に秋田県田沢湖で

野生絶滅した「クニマス」の再発見という奇跡があった場所でもある

このままこの西湖でのサイクルイベントを忘れてしまえば、

この世界遺産の麓での奇跡の魚が生きていた湖で、イベントをすることは

益々困難になっていくだろう

 

クニマスの奇跡のように、今一度イベントを甦らしてみたい

今でもハードルは低くないけれど、もし同じ意思を持つ方がいれば、力を合わせ、できる限り、抗ってみたい

西湖に今一度奇跡が起こすこと　１個人、１社では到底できないような規模だけれど、

いつかこのノウハウが役に立つ日を待っている